WinterGames大会へ
北アルプス山麓アドベンチャーゲームズ2001「サマーステージ雑感」

日 時
8月24(土)、25(日)
場 所
長野県大町市仁科三湖、サンアルピナスキー場周辺
天 候
快晴
気 温
30℃
水 温
青木湖20℃、木崎湖23℃
参 加
46チーム(1チーム3名)、138名、親子2チーム、女性参加率33%


2000年8月から始まったこの大会も、今年で3年目(夏3回、冬2回)通算5回を迎え年々盛んになって来ました。今年は、北は群馬、西は福岡迄の46チーム138名の参加者が青木湖に集結、夏休み終盤をアドベンチャーゲームズ(冒険遊び)で締めくくってくれました。

前日の雨模様が嘘のように晴れ上がり大会の成功を願ってくれてるような感じがした。24日(土)AM6:30〜受付開始、7:00〜9:00カヤックの講習会、AM10:00、1ststage、カヤックから始まり、1km/1人×3のリレーは歓声、嬌声、怒号の飛び交うなかトップチームは30分、遅いチームでも60分で終了。毎度の事ながら同じ所をクルクル回りなかなか前へ進まず爆笑を誘います。大声を張り上げたせいかボルテージは一気に上がりゲームは2ndstageのMTBへと移行していく。AM11:15ブルーレイクホテル前を138台のMTBが占拠し、ご存じ、御子柴さんの先導で標高差400m、起伏に富んだ18kmの山岳コースに挑んだ。途中500mのバイクを担ぐ箇所もあったが選手は流れる汗を拭うでもなく黙々とつづら折りの坂を登って行く。15km地点の平坦な場所にMTBを置き、渡されたOLマップを片手に3カ所のQP(クイズポイント)を探しに選手は藪漕ぎしながらまさに自然と一体となってゲームは進む。マップを落とし1時間もロスをするチームもあり、お互い大きな声で場所を確認しながらのポイント探しは、静かな森を一変して喧噪の森へと変える。QPを探し当てたチームから再びMTBに跨り最後のヤナバスキー場のピークに出ると目の前に広がる青木湖とまだ残雪が残る北アルプスの眺望に思わず「オオーっ」と歓声が上がる。

35度の急斜面に果敢に挑むもの、抱え下りる者、様々だがこの急斜面を下りると一気にゴールを目指してペダルを漕ぐ。・・・ところがこれで終わりではない。最後に待ち受けているのはミステリーステージ。選手は青木湖に着くまで知らされていない。

MTBで無事青木湖に辿り着いた選手を待ち受けているのは、大きなシャチの形をした浮き袋!スタッフがひねりにひねった最後のステージに、選手も「ホント?マジで?」っと俄には信じられない様子、それでも気温も高くなり水温も上がった青木湖に果敢に突っ込んで行く。上手く3人でシャチを操るチーム、シャチをひっくり返し溺れそうになるチームと、まんまとスタッフの罠にはまりこちらは陸で笑いころげる!!それでも何とか100m先のブイを回って初日終了!!

2日目は木崎湖までMTBで自走AM8:00、ライジャケスイムを500m×3人のリレーがスタート、デッキ内でライジャケをバトン代わりに着替え次ぎの選手がスタートして行く。昨日のカヤックと同じくリレーはボルテージが一気に上がり朝靄の木崎湖に歓声がこだまする。ライジャケは早い選手にはハンデとなり、泳げない人にはプラスとなるのでこれが結構面白い。ライジャケを上手く締めないと上体だけが浮きすぎ海坊主のようなカッコで泳がねばならず陸からは笑い声が上がる。3人揃ったチームからMTBに移り北アルプス山麓に広がる木崎湖〜中綱湖〜青木湖と仁科三湖の美しい湖畔を巡り佐野坂スキー場のシングルトラックへ、昨年このコースで26人もの選手が地蜂に刺された鬼門のコース、今年は何事もなく通過し青木湖に戻る事が出来た。トランジットでマップとゴミ袋をスタッフに渡され最後のOLトレッキング10kmへと散って行く。まず親子チームの孫崎チームがゴールに飛び込んで来た。孫崎大樹くん6歳の最年少アドベンチャーレーサーの誕生だ!!距離は大人の半分だが標高差400m、勾配35度のヤナバスキー場を駆け上がり、1222mの権現山山頂まで一気に登り詰めて来た大樹くんにお母さんも思わず抱きつく感動のシーン!!2分遅れで昨年夏、今年冬と3回連続出場の里山親子も笑顔でゴールする。

その後、一般の部の最初にゴールに現れたのは、ライジャケスイムで大幅に遅れと笑いを取った小林可奈子チームが、大・大逆転の優勝テープを切った。20分遅れてとれとれ東龍門、とれとらあチームと続き、なんと総合4位には、桜井・谷口・佐藤の女子チーム:インゲンギャルズが元気一杯笑顔のゴール!!その後続々と選手が思い思いのポーズでフィニッシュ。北アルプスの自然に感謝し両手にゴミ袋を持ってのゴールには大会の趣旨に賛同して参加してくれた選手の思いが伝わって来て思わず胸が熱くなる。

予定の午後1:00には選手全員が笑顔でフィニッシュし、3回目のゲームも無事終了した。午後2時からは綺麗に整備されたブルーレイクホテルのテラスでパーティ、表彰式と続き、締めくくりは混合8位までのチームが満面の笑顔でシャンパンシャワーを我々にふりまき喜びを表した。

1回目の2000年は選手60人(スタッフを含めると100人)、2回目の昨年は100人(同じく150人)、そして3回目の今年は138人(同じく200人)と着実にこの大会が国内のアドベンチャー大会として認められつつある事が実感出来た。そうなれば尚一層の我々スタッフに求められる責任も重要となって来ます。大会の基本理念をしっかり自覚し「最大規模の大会では無く、最良規模の大会を目指す」べく精一杯努力したいと思います。この大会は皆さんの暖かい声援、ご支援によって支えられています。お気づきの点がありましたら掲示板、MLを通じてどしどし提案なり、ご指摘を頂きたいと思います。最後になりましたが、大会の趣旨に賛同しご協力して頂きました関係者の皆様にこの場をお借りしまして厚くお礼申し上げます。
有り難う御座いました。

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