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 ブナの学校「東京分校」のセミナーにご招待して頂き有り難う御座いました。
昨年は都合により、応募出来なかったので今年こその想いが通じ、見事難関を突破、参加出来ました。
私は、仕事の関係(ランドスケープデザイン:公園の設計・リゾートの計画設計・地域づくりなど)や、個人的には「アウトドアスポーツを通じた地域の活性化」を目指すイベントを主催しており、それらの立場からもこのセミナーを受講出来、大変勉強になりました。

 3人の「山の案内人」の方の訥々としたお話には、白神山地の自然に対する畏敬の念やプライドが端々に感じられましたし、この素晴らしい自然環境を次世代に大事に残し、伝えて行かなければならないという「使命感」もひしひしと伝わって来て感動を覚えました。
私も常々、戦後の55年間は開発、時として乱開発の時代だったが21世紀は、自然と共に生きて行かなければならないと考えています。
しかし、日本はアメリカが唱える市場経済優先社会にどっぷりと浸かり、水や緑は無尽蔵に溢れてくると信じ、その為、日本の多くの自然は失われて来ました。現在でも、地方の時代と言われながらも東京一極集中は止められません。良い例が、政治家・官僚主導体制のもと、地方に取って意味の無い、「飴とムチ」で町村合併が進められています。

 しかし地方には、都会に無い恵まれた自然環境に溢れています。何もテーマパークの様なけばけばしい箱物だけが全てではありません。良い意味での「自然・環境」をカードにした「地域の活性化」が今後求められて行くような気がしてなりません。
一方、今回のセミナーで、都会の人間の高い関心度とは裏腹に地方との温度差や、地方と都会をつなぐ旅行会社との温度差は十分感じ取る事が出来ました。その当たりの乖離した問題点をどのように改善して行けるのか、主催者:JR東日本さんの手腕が問われる事になると思います。

 講師の今井通子さんのお話は、世界自然遺産に登録される以前から、何度も白神山地を訪れた経験や、ヨーロッパのブナ林との比較論、エコツーリズムの評議委員として自然環境保全に対する想いなど、ユーモアに溢れた語り口に思わず引き込まれてしまいました。私も一介のスキーヤーとしてメインゲスト:三浦氏の講演を期待していたのですが、「70歳の世界最高高齢者としてエベレスト登頂のドキュメント解説」に終始し、解説にあった“「世界のミウラ」が故郷の白神山地を語る”というタイトルはどこへ行ってしまったのか疑問が残りました。はっきり言って主催者側の「人寄せパンダ」的な感は否めませんでした。

 最近、熊谷達也著の「邂逅の森」、「相克の森」を読む機会があり、白神山地には人一倍興味をそそられています。又、御社発行のトランヴェール2000年6月号は大事に保管してあり、阿仁町に住む「松橋」さんは「邂逅の森」のモデルではなかったのかなあ〜と思っています。是非、近々にこっそりと訪れて見たいと思っています。
有り難う御座いました。次回を期待しております。

2004.05.10 矢口 正武
〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南2-25-10 矢口正武
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