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保存・活用に
向けて
APPROACH


歴史的経緯と保存・活用の目的

○○○○○○○○イメージ

歴史的経緯

ヒュッテ・ヤレンは、白洲次郎によって山形県蔵王温泉に建てられました。竣工は1957年(昭和32年)で、その後、山形交通梶i現潟с}コー)を経て1963年(昭和38年)に三宅馨氏の手に渡り、馨氏亡き後はご家族が維持管理にあたられ、現在に至っています。山形交通時代にはリフト管理者の宿舎として使われ、この時に広間だった1階は改装され、3つの個室に仕切られました。三宅氏に譲渡された以降は手を加えず、建設当初の状態が可能な限り維持されています。当初は現在地より北東約50mのところに位置していましたが、1972年(昭和47年)近隣のホテル建設に伴い移設を求められ、この時に解体案も浮上しましたが、「白洲さんの山荘を壊すわけにはいかない」という馨氏の強い意思で残すことを決め、現在の位置に曳き家によって移されました。


1階平面図(オリジナル再現図)

保存の方針

保存・活用にあたっては、更なる調査の上で白洲次郎が建てた初期の状態に戻すことを第一とし、その他は現状のまま保存することを基本とします。ただし、東日本大震災に耐えたとはいえ建築工学上の耐震性能は未解明です。一般開放を目指しますので、より公共建築物に近い性能が要求されるため、まずは、詳細な調査を行います。調査結果を踏まえ構造的な補強とともに、内部の改修(初期状態への回復)を行います。資金の大半はここに投入される予定です。
(※左の図は、地元の方々の話を元に建設当初の状態を再現した1階平面図です。現況は、3つの部屋に仕切られています。)


一般公開イメージ

保存・活用の目的

ヒュッテ・ヤレンの使い方に関する具体的なプランはまだありません。しかし、白洲次郎の構想を現代において捉え直すとき、蔵王の資産でもあるこの山荘を蔵王固有の風景と結んでまちの活性化を図っていくことが彼の志を受け継ぐことだと確信しており、そういった実践的なまちづくりの核とすることを、ひとつの目的としています。
 また、調査の過程で、地元の「白洲次郎を語る山形の会」や仙台の「白洲次郎倶楽部」をはじめ、白洲次郎の研究者やファンが全国に散在していることを知りました。こうした方々を横断的につなぐネットワークを構築し、交流・交歓のための実際的な場をここに開き、東京の「武相荘」とは趣を異にした、白洲研究のシンボルとすることをもうひとつの目的としています。


現状評価と報告

建築概要

 豪雪地帯であることから2階に玄関と食堂兼寝室、1階は3つの部屋に仕切られ、トイレ・浴室があります。3つの部屋は、当時1つの大きな居間で暖炉がありましたが、現在はストーブに置き換わっています。

1階平面図、2階平面図


断面図

構造概要

 構造は1階がコンクリート造、2階が木造となっています。1階は厚さ約40cmの無筋コンクリート壁で、外面には現在では貴重な川玉石が貼られています。2階の木造は当時の日本には珍しい、柱をあらわし(外部に露出させる表現)にした欧風の外観です。東日本大震災には耐えましたが、保存活用にあたっては詳細な耐震診断を行い、耐震補強の必要性を検討します。
 その他、二重サッシなど、当時としては珍しく画期的なアイデアが組み込まれていることも分かってきました。


キッチン

キッチン

キッチンは建設当初のままだと思われます。人造大理石研ぎ出しの流し台は珍しい。既製品ではなく製作品でしょう。ミニキッチンの先駆け。

外壁

外壁

柱をあらわしとし、その間にフレキシブルボードを貼った外観。フレキシブルボードは当時もありましたが、これを外壁に使用することはかなりモダンなことでした。この提案に大工は驚いたことでしょう。このような外観を作る場合、漆喰などを塗る湿式工法が通常でしたので、既製のボードを張る乾式工法の先駆けといえます。

ドアハンドル

ドアハンドル

当時のドアハンドルは、ノブタイプ(握り玉)がほとんどでした。山荘の改装工事の時に取替えたのかもしれませんが、オリジナルとも考えられます。オリジナルとすると当時の最先端だったでしょう。

山荘周辺の環境

山荘周辺の環境

山荘周辺の豊かな自然。四季折々、様々な表情を見せ、訪れる人を楽しませてくれます。

石造の煙突

石造の煙突

暖炉の排気に使用していた石造の煙突は、当時の姿を残しています。


保存・活用へのロードマップ

2014年に向けて

 この計画は2012年2月 に開始し,2014年2月に開催される山形冬季国体までに完了させることを目標にしています。


バナースペース

募金合計(2014/03/13現在)newアイコン
¥553,670
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旧白洲次郎山荘保存・活用の会

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